エロゲの買い方について

エロゲの買い方について


さて、今回は新作エロゲの買い方というものについてちょっと思っていることを述べてみようかと。良い悪いということはこの際置いといて、まず購入基準として分類してみます。思い切り主観的な上に、何の答えも生み出していないので興味ない人はスルーしてください。この記事によって、何かを否定するだとかネガティブな意図はないのでご容赦を。


1.シナリオ

作品の購入に当たってシナリオのクオリティを重視する。シナリオというのは、プレイするまでその全貌はわからない。それゆえに事前情報でそのクオリティを判断するのはかなり難しく、ほぼ不可能。ライターから傾向など推測することができるが、必ずしも自分が求めているものと一致するとは限らず、結局、過度な期待はできない。


2.原画
有名原画家という言葉が存在するように、作品を売り出す際の魅力の一つ。シナリオと違い、パッケージや雑誌から(もちろんすべてではないが)、CGを確認することができるのでマッチングしやすい。稀に本編中とパッケージでクオリティが違うこともあるが、普通は一通りのクオリティ、つまりパッケージで気に入ったのならその気に入った絵で最後まで作品を楽しめる。


これ以外にも音楽だとか演出だとか、数え上げればキリがないのですが、わかりやすいのはこの2つ。突き詰めれば、シナリオとそれ以外の要素とわけることができるかもしれません。一般的に名作といわれている作品は、絵の魅力よりも、やはりシナリオの出来が素晴らしいものが多い。そう考えてみると、多くの人は購入に当たってシナリオを重視しているように思われます(当たり前ですよね、望んでつまらない話を読みたい人なんてそういません)。シナリオはいまひとつ、でも絵が素晴らしい、可愛いから人気があるという作品もありますが、そこには大抵「萌え」という名のバイアスがかかっていて、多くの人から平均的に人気を集めにくい。したがって、年間ランキングなどでもあまり見かけません。


もちろん、シナリオと絵、両立しているのが一番良いのですが、それはとても少ない。そんな作品があれば、少なくともその年のエロゲランキングの上位に入れるレベルでしょう。やはり、シナリオ志向の人が作品を買うのはすごく大変です。たとえ、絵が良くてもその人にとっては魅力にならないのですから。理想的なスタンスとしては、原画や絵目当てで買って、ついでにシナリオも自分が気に入れればラッキーぐらいの買い方が良いのかなと思ったりします。ですが、これだと絵の平凡さを補って余りあるシナリオ的な意味での名作というのを自分で発掘することができなくなってしまいそこが寂しい。作品を買うときは、常に冒険心を持っているくらいでちょうど良いのかもしれません。むしろ、リスクを背負いながら、そういう作品を見つけていくのもエロゲをプレイしていく上での一つの楽しみなのでしょう。