翼なんて無くて構わない


 前回のどんちゃんがきゅ〜のレビューをFiRSTRoNさまに取り上げていただきました。ありがとうございます。


 さて、「当分エロゲやらずに本を読む」などと言っていたが、予定は変わってefをやっていました。ef – a fairy tale of the two. first taleをプレイしたときにあまりに中途半端に終わってしまったことと(今なら中途半端だとは思わない)、一定のテーマに沿った青春群像というありきたりな印象(同上)から抜け出すことができずに、あちこちで面白いなど評判は聞いていたにも関わらず、今の今まで放置していました。本当にもったいない。なんで今になって― という理由は特にないのですが、やはりlatter taleをやらずに評価するのはあまりに傲慢だろうと。


 プレイ中に感じていたことは逐一twitterのほうにpostしていて、TLでも反応があったり、わたしから見ればエロゲー先達の人からefの感想が聴けたのは非常に嬉しかった。それと同時にefという作品の影響力を認識していました。twitterは、現実の世界でエロゲに対して議論する場を持たない人に優しい空間なのは間違いないです。


 感想というかレビューを書いてみようという気にはなっているのですが、作品の世界観とメッセージ性が強くて、今更書いても…とつい思ってしまう。そういったことを気にせず、今の感情が色あせないように書くべきなんだろうけど。


 ちなみに、画像はサントラのAlato。あまりにもジャケットの絵が気に入ってしまって、あえてTDG-501で撮ってみた。ピントが上手く合わないけれど、発色だけは素晴らしいと思う。何故かうっすら発光しているように見えません?サントラの中身に関しては言わずもがな。迷いと希望と眩しさと悲しみと、そして強さが詰まった作品でした。ever foreverはエロゲ史に残すべき名曲。


 とにかく、火村の強さに憧れました。自分に置き換えて考えるなんて意味のないことだろうけど、わたしだったらやっぱり最後の場面は振り返っていると思います。振り返らずに未来へ進む強さ、それがどれだけの厳しさや辛さの上に成り立っているかということ。


 まだあの世界が頭からぬけきっていなくて、今は何も手につかない状態です。それこそ気分転換に本でも読んでみようか。ここまで書いて、やっぱりefに対してなんらかの気持ちを述べたいと思ったので、そのうち感想でも書いてみます。そのうち。